食洗機を買うと決めた私。まずは、機種選びだ。機種選びの基本はスペック等の分類と価格(相場)の調査から。あと、設置関連の情報も集めないとね。それにしても、やはり食洗機はお金がかかるなぁ。
家庭向け食洗機の種類は大きく分けて2つ
食洗機は大きく分けると、キッチンの什器に内蔵されたビルトイン型と、後付てシンク付近に設置する据え置き型に分けられる。さらに据え置き型の派生系として、水タンクを備えて水道の接続が不要な卓上型の食洗機がある。それぞれの食洗機の特徴は次の通りだ。
ビルトイン型
建売住宅の我が家は、食洗機無しのシステムキッチン。もう10年以上前ではあるが、家探しをしていた当時から食洗機付きのキッチンもいくつかあったが、食洗機の有用性を認識していなかった当時、食洗機の有無は微塵も家の購入動機を後押しすることは無かった。
ビルトイン型は本体価格も高いが、設置工事をプロに頼む必要があるため、工事費も含めると10万を下回ることはまずない。果敢にDIYで設置工事に挑む事も考えたが、失敗したときのリスクや手間を考えると諦めざるを得ない。
予算的にも厳しいので、今回ビルトイン型は対象から外した。
据え置き型
いわゆる後付の食洗機としては定番の形。水道から分岐させたホースをつなぐ工事が必要だが、専門業者でなくとも、DIYで対応も可能。一度に洗える容量は3から4人分程度が主流。メーカーとしては現状ではパナソニック一択である。
卓上型
今回、食洗機選びを始めるまで知らなかったジャンルがこれ。食洗機といえば、分岐水栓の工事が必須だと思いこんでいたが、工事不要で設置できる食洗機があるなんて・・。価格も手頃で、購入しやすいと感じたのだが、いろいろ調べていくと、結局洗える容量に不満がでるパターンが多いようであった。
ましてや、我が家は4人家族。子供たちもこれから食べ盛りを迎えるであろう状況で、卓上型の容量では対応できない。これは、一人暮らし、二人暮らしようですね。と、いうわけで卓上型の食洗機は対象から外すことにした。
据え置き型にターゲットを絞って食洗機選び
据え置き型の食洗機、かつ4~5人用の容量となると、パナソニック以外に選択肢が無い。ただし、パナソニックの中でも、新旧型も入り混じって、いくつかの選択肢がある。
大別して、標準的なファミリー向けとコンパクトな少人数向け(プチ食洗)の2系統。もちろん、今回はファミリータイプに的を絞っている。
ファミリータイプはフラッグシップモデルのTZシリーズ、TZシリーズからナノイー機能やタッチパネル式操作パネルや自動開きドアを除いたTHシリーズ、ベーシックなTAシリーズに別れている。
見た目の違いとしては、TZシリーズとTHシリーズが上部扉に窓が付いているが、TAシリーズは窓がない。また、THシリーズとTAシリーズには開閉の取っ手や操作ボタンがある。
グレード間の違いとしては、新型も旧型も動作音が少しずつグレードが上がるに従って低くなっている。体感的な部分は定かではないが、1dBずつの差がある。つまり最上位機種と下位機種の差は、スペック上は最大で2dBの違いがある。
また、用意2機種は動作メニューがやや細かく、かつECONAVI対応で省エネ性能が少し高いようだ。エコ意識が高い人は上位機種を選んだほうが良さそうである。
2020年9月現在は旧モデルもまだ入手できるため、選択肢としては以下に絞り込んだ。
2020年9月発売の最新機種
パナソニックの食洗機の発売時期は9月のようだ。ちょうど、この9月に新機種が発売されている。
しかし、新機種だけあって価格はどれも高めである。
新機能としては、NP-TZ300のみ搭載の「ストリーム除菌洗浄」。このご時世、除菌は気になるワードだけれど、そもそも食洗機で洗う行為で除菌って出来ないの?って気もする。あまり魅力的には映らない機能である。
共通での新機能としては、ボトルや高さのあるタンブラーやコップを洗うためのボトルホルダーの統制。ホルダーだけが新しいのか、ホルダーに加えてその辺りがうまく洗えるようにカスタマイズされているのかは不明である。
NP-TZ300 パナソニック据え置き型食洗機の最上位機種
NP-TH4 付加機能を省略したセカンドグレードモデル
NP-TA4 価格で選ぶベーシックグレード
価格もまもなく底値?旧型のパナソニック食洗機
1年前に発売された旧機種たち。在庫限りのため、価格的には今が底値に近いのではないだろうか。ラインナップは新型と同じく3グレード。見た目もほぼ、見分けがつかない。
NP-TZ200
タッチパネル式の操作パネルや、自動ドア、ナノイー搭載など、最新機種との違いがあまり見当たらない。
NP-TH3
NP-TA3
価格で選ぶなら、旧型の最下位グレードのNP-TA3しかない。最安値で6万円強となっている。
結局、どれを買うべきか?
お得感を重視すると、やはり旧型の最上位モデルであるNP-TZ200を購入するのが良さそうだ。はじめは、ボトルホルダー対応の新機種に魅力を感じ、新機種の最下位グレードを購入しようとかんがえていた。というのも、子どもたちが毎日学校に水筒を持参、私も会社に水筒を持参しているので、ボトルホルダーがあれば便利かなと思ったのだ。
しかし、よく調べてみると、水筒には食洗機で洗うな!と書いてある。食洗機対応のボトルでないと駄目らしい。しかもボトルホルダーは3点までセットできるとのこと。まぁ、ボトルを洗うこと自体はそれほど面倒ではないので、手洗いでも問題ないか。
と、いうわけで機能差がそれほどない旧型機種に的を絞る。そして、旧型機種のうちなぜ、最上位機種にしようとしているのかというと、タッチパネル式の操作と自動ドアの存在だ。自動って、なにかと便利だと思うし、カッコいいから。自宅で食洗機を使った経験がないので、自動の具体的なメリットが浮かばないのだが、凹凸がない=汚れがつきにくい、掃除もしやすい。ということだろう。
パナソニック食洗機、どれを買うか?まとめ
次の理由から旧型のNP-TZ200をターゲットとして価格をウォッチすることにした。
- 新型にはこだわらない。
- 新機種のボトルホルダーは不要。
- 自動オープンドアを使ってみたい。
- タッチパネル式は掃除が楽そう。
- 最上位機種を安く買えるというお得感。
さぁ、購入機種が決まったら、あとは設置にまつわる検証だ。
分水栓や設置場所について調べることにする。
「食洗機用の分水栓選び」につづく。