Gmailなど、Webメールが当たり前になっていて、パソコンにインストールしたメーラーでメールを受信している人も少なくなっているのでは?と思いますが、私は秀丸(ひでまる)メールというメールソフトを使っています。
以前はジャストシステムの「Shuriken」というメールソフトを使っていました。いつの間にか秀丸を使い始めて12年以上経過しました。(残念ながら、Shurikenは販売終了になってしまったようです。)
詐欺メールが沢山届くので、秀丸メール使ってます。
Shurikenから秀丸メールに乗り換えた理由は、Shurikenの開発や販売が終わる様子だったためです。
乗り換え先として秀丸メールを選んだのは、「軽そう」であること、「秀丸」にあこがれていたためです。
そんな秀丸メールですが、昨今のhtmlメールが多く出回り、かつ迷惑メールやフィッシング詐欺メールが大量に届く状況下においては、手放せない相棒になっています。
直近でも証券会社の口座乗っ取りが騒がれていましたが、知見の無いユーザーがだまされるのも無理がないなと感じるくらい、詐欺メールが大量に届きます。
秀丸メールは原則テキストで表示されるため、本物を偽造したフィッシングメールか否かの判別が楽にできるんす!(ただし、慣れは必要です。)
html形式で表示したフィッシング詐欺メール
例えば、次のようなフィッシング詐欺メール。
件名は「【支払期限迫る】電気料金のお支払いをお願いします」とあり、差出人は「東京電力エナジーパートナー」となっていました。
html形式のメールを表示した画像をご覧ください。じっくり読めばおかしな文章も一部見受けられますが、パッと見た感じでは詐欺だとは思わないでしょう。
私はそもそも、東電と契約していないので、メールを受信した時点で詐欺だと分かっているのですが、もしそうでなければ、少し驚くと同時に騙される可能性もあると感じます。

いかがですか?もし、心当たりがあれば「今すぐお支払い」をクリックしてしまいそうですよね。リンク先にはアクセスしていませんが、おそらくログインや個人情報を入力させるようなサイトになっていることが想像できます。
フィッシング詐欺メールを秀丸メールで受信すると
先ほどの詐欺メールですが、秀丸メールで受信した様子は以下です。(一部、画像を加工しています。)

秀丸メールはテキスト表示が基本なので、上記のような表示になります。
そもそも、宛先のメールアドレスは私宛てですが、設定されている氏名が「Idekawa san」となっており、誰?となります。
また、さきほどhtmlメールで表示されていたリンクURLが表示されていますが、どれもバラバラでかつ、怪しさ満点のドメインが表示されているのがわかります。
ちなみに、発信元がEUとなっていることについては、詐欺か否かの判断材料にはなりません。
迷惑メールフィルターも装備
上記のように秀丸メールを使うことで、騙されにくい状況を作ることができますが、迷惑メールフィルタ機能を活用することで迷惑メールを特定フォルダに移動したり、削除したりすることが可能です。
秀丸メールの入手方法
秀丸メールはシェアウェアです。お試しとして無料で利用できますが、一定期間以上利用する場合は、ライセンスを購入する必要があります。
秀丸メール単品のライセンスは2,200円(2025年6月現在)です。購入後にソフトのバージョンアップが行われた場合も無料でバージョンアップ可能です。
私は秀丸エディタを始めとしていくつかのソフトウェアのライセンスが一緒になった秀丸スーパーライセンスパックをAmazonで購入しました。
秀丸スーパーライセンスパックソフトのダウンロードや使い方、ライセンス購入の方法に関しては、公式サイトをご確認ください。
秀まるおのホームページ(サイトー企画)
https://hide.maruo.co.jp/software/tk.html